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(愁)
~今にも終わりそうな小説掲載サイト~
Author:水瀬愁
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ヤッハぁ! 久々のみなせっせです。皆様こんにちは。今日は宿題が無いので、オンライン初音島閉鎖決定の記念に日記更新でも……あ! しろくろラジオ聴かなきゃ! 暇じゃない。ちくしょおおおおお!щ(゚Д゚щ)
■オンライン初音島閉鎖→C.C初音SNS開始決定
親が「クラブサーカスに登録したあの日から、一体どれほどの月日が流れただろうか……」とたまにボヤいていたのを思い出しました。
ちなみに私の今後の予定ですが、次の初音島には上陸しないつもりです。『クラブサーカスに登録して頂くことで、今までと同じく誰でも無料で参加・利用できます。』となっていることですし、C.C.はまだ地雷か否かわかったもんじゃないんで、侍のごとく必殺の間合いを狙ってみることにします。待つのは、慣れてるんだ……すごくヒロインっぽい台詞だわね! ね、ね! そうでしょったらねぇねぇ!(>しつこい
で、私のちょっとした懸念事項。IEのホームにここの新着日記を登録して毎日サーフィンしてたので、今度からはどこにしよっかなっと。ろじぱらさんか日替わりさんか……最新型のIEだとこんなことに悩まなくていいので、やっぱりあっちにしようかな。今でも重いのか、情報キボンヌ(。´・ω・`。)ノシ
■小説更新
最近だとマリオカートDSの二次などあまりにハッチャけすぎたネタ物に走る性質がついちゃったみなせっせでございますが、こっそりとmiss/君も当初の予定ジャンルな更新が行えるところまできました。黒くない三連星のあたりは書きなおすべき適等さだろうけど。
で、ちゃっかりmiss/君の宣伝をはじめてます。これで更新もしていけば毎日1000PVはいくでしょう。あ、黒くない三連星のときって一応三日連続更新だなぁ。どれどれ、読者数h
(つд⊂)
えー、CROSS(フルネを辞書登録から削除ったので出てこない)は更新していないにも関わらず未だに毎日1000PV越え達成中なんですが、なんだこの差は。不安イッパイです。宣伝場所一個くらい足りないのか? しかしそんなはずは……(やっぱり駄作フラグが
ちなみに、マリカ二次はPV・ユニークともに良い感じです。興味津々で見に来る皆って大好きかもしれない。
■ゲーム
ええ、すみません、マリオカートDSのことですよ。需要ひっくいなぁオイ!
私ことみなせっせが未だにハマっているのはふうせんバトルでして、今はそれのCPU:つよい ステージ:ブロックとりで 風船:一個縛り(キノコで取ったらその分自殺) を苦戦してます。
9回やって9勝利できるくらい。10回目は負けそうだからいつもしないっ(≧▽≦)
とりあえず『普通キノコで風船三つ盗り』や『緑こうらの五バウンド先を読んで遠くの敵を狙い撃つ』ができるようになってきた辺り、もうやめてもいい……よね? 通常のレースを一回でもやったらこの超感覚を忘れてしまいそう。こ、怖い! よし積もう積もう!
で、以下はゲーム関連のメールへ返信です。
『やっほぅみなせっせ。ニコ割ゲームでランキングに載ったのでハイテンションな匿名希望です。あなた様は確かルミナスアークのレビュを書いていらっしゃったと思いますが、2は手をつけないおつもりでしょうか? あと、できればトゥエルブ戦術指南が良い出来だったのでそんな類のものも付けて下さると有り難いです。そっちはガンダムユニバースの地雷ザクの使い方優先(ry』
トゥエルブ戦術指南ってあたりで結構特定できますが、匿名希望さんですね。良い質問だね、いいだろう諸君答えてやろう……何を気取ってるんだ自分は。ええと、ですね。
ルミナスアーク2はプレイしましたが、レビューはしません。温泉バトル機能がなんとなく気に入らなかったのと、1みたいな最奥狙いプレイがないのが理由。個人的に1→2でシステムは悪くなったなぁと思います。全般的にキャラと性能はよくなった(特に主人公と銃女)のですが、もう3に期待しかないわ……出るんだろうか。
地雷ザクは簡単です。アトミック用意したら、敵をおびき寄せて格闘起動。一歩進んだくらいで、いちいちアトミックに照準合わせなくても大丈夫なはず。ジャンプで敵の射撃を回避できる操作感が必要ではありますが~。ちなみに私は、蒼赤作戦です。二つ並べなくちゃならない分めんどう+タイムラグが発生しますが、赤でのダメージが効果的でもありますし蒼の縛りは驚異的なので、使い込めばそれなりです。
っていうか、無理に使う必要ないじゃん? 使い勝手でいえば格闘ザクや岩ザクのほうがまだマシです。いろいろ試してみるといいと思うよっ。っていうか岩ザクとか格闘ザクとか言ってたら、ファンに怒られそうですね……
ってことで、久々の更新のくせして三項目です。それにしてもマリカ二次の読者数は予想外に多いな……つまりこういうことか。みんなはやっぱりMが好き!(M=マリオという意味で なにやらアウトです。座布団が無いと、さっき尻餅ついたので(しかも二回も)お尻が痛い、ひりひりするぅ……ぶ、ぶたれるプレイをしたわけじゃないんだからね!
■オンライン初音島閉鎖→C.C初音SNS開始決定
親が「クラブサーカスに登録したあの日から、一体どれほどの月日が流れただろうか……」とたまにボヤいていたのを思い出しました。
ちなみに私の今後の予定ですが、次の初音島には上陸しないつもりです。『クラブサーカスに登録して頂くことで、今までと同じく誰でも無料で参加・利用できます。』となっていることですし、C.C.はまだ地雷か否かわかったもんじゃないんで、侍のごとく必殺の間合いを狙ってみることにします。待つのは、慣れてるんだ……すごくヒロインっぽい台詞だわね! ね、ね! そうでしょったらねぇねぇ!(>しつこい
で、私のちょっとした懸念事項。IEのホームにここの新着日記を登録して毎日サーフィンしてたので、今度からはどこにしよっかなっと。ろじぱらさんか日替わりさんか……最新型のIEだとこんなことに悩まなくていいので、やっぱりあっちにしようかな。今でも重いのか、情報キボンヌ(。´・ω・`。)ノシ
■小説更新
最近だとマリオカートDSの二次などあまりにハッチャけすぎたネタ物に走る性質がついちゃったみなせっせでございますが、こっそりとmiss/君も当初の予定ジャンルな更新が行えるところまできました。黒くない三連星のあたりは書きなおすべき適等さだろうけど。
で、ちゃっかりmiss/君の宣伝をはじめてます。これで更新もしていけば毎日1000PVはいくでしょう。あ、黒くない三連星のときって一応三日連続更新だなぁ。どれどれ、読者数h
(つд⊂)
えー、CROSS(フルネを辞書登録から削除ったので出てこない)は更新していないにも関わらず未だに毎日1000PV越え達成中なんですが、なんだこの差は。不安イッパイです。宣伝場所一個くらい足りないのか? しかしそんなはずは……(やっぱり駄作フラグが
ちなみに、マリカ二次はPV・ユニークともに良い感じです。興味津々で見に来る皆って大好きかもしれない。
■ゲーム
ええ、すみません、マリオカートDSのことですよ。需要ひっくいなぁオイ!
私ことみなせっせが未だにハマっているのはふうせんバトルでして、今はそれのCPU:つよい ステージ:ブロックとりで 風船:一個縛り(キノコで取ったらその分自殺) を苦戦してます。
9回やって9勝利できるくらい。10回目は負けそうだからいつもしないっ(≧▽≦)
とりあえず『普通キノコで風船三つ盗り』や『緑こうらの五バウンド先を読んで遠くの敵を狙い撃つ』ができるようになってきた辺り、もうやめてもいい……よね? 通常のレースを一回でもやったらこの超感覚を忘れてしまいそう。こ、怖い! よし積もう積もう!
で、以下はゲーム関連のメールへ返信です。
『やっほぅみなせっせ。ニコ割ゲームでランキングに載ったのでハイテンションな匿名希望です。あなた様は確かルミナスアークのレビュを書いていらっしゃったと思いますが、2は手をつけないおつもりでしょうか? あと、できればトゥエルブ戦術指南が良い出来だったのでそんな類のものも付けて下さると有り難いです。そっちはガンダムユニバースの地雷ザクの使い方優先(ry』
トゥエルブ戦術指南ってあたりで結構特定できますが、匿名希望さんですね。良い質問だね、いいだろう諸君答えてやろう……何を気取ってるんだ自分は。ええと、ですね。
ルミナスアーク2はプレイしましたが、レビューはしません。温泉バトル機能がなんとなく気に入らなかったのと、1みたいな最奥狙いプレイがないのが理由。個人的に1→2でシステムは悪くなったなぁと思います。全般的にキャラと性能はよくなった(特に主人公と銃女)のですが、もう3に期待しかないわ……出るんだろうか。
地雷ザクは簡単です。アトミック用意したら、敵をおびき寄せて格闘起動。一歩進んだくらいで、いちいちアトミックに照準合わせなくても大丈夫なはず。ジャンプで敵の射撃を回避できる操作感が必要ではありますが~。ちなみに私は、蒼赤作戦です。二つ並べなくちゃならない分めんどう+タイムラグが発生しますが、赤でのダメージが効果的でもありますし蒼の縛りは驚異的なので、使い込めばそれなりです。
っていうか、無理に使う必要ないじゃん? 使い勝手でいえば格闘ザクや岩ザクのほうがまだマシです。いろいろ試してみるといいと思うよっ。っていうか岩ザクとか格闘ザクとか言ってたら、ファンに怒られそうですね……
ってことで、久々の更新のくせして三項目です。それにしてもマリカ二次の読者数は予想外に多いな……つまりこういうことか。みんなはやっぱりMが好き!(M=マリオという意味で なにやらアウトです。座布団が無いと、さっき尻餅ついたので(しかも二回も)お尻が痛い、ひりひりするぅ……ぶ、ぶたれるプレイをしたわけじゃないんだからね!
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全力でアホ毛を折ってみた
泣きながら小恋が「フレイヤーー!」とアホ毛(死骸)にうずくまっていたが、
大量破壊兵器の名と同じなのはどうだろうと俺は思う。変えるのは戦争じゃなくて栄養素の配分?
「じゃあアホ毛の無いお前は、なんで爆乳なんだ?」
通りすがら茜に訊ねてみる。ふふんと鼻を鳴らして自慢げに話すには、男に揉まれれば大きくなるんだと。
なんだか悲しいような切ないような遠いようなムカつくような苛立つような鼻息が荒くなるような気分だ。
ということで全力で一揉みして逃げてみた。なぜか追ってこないし、背中を向けて逃げ始めた瞬間に甘い一声を聞いたような気がしたので、少ししてから振り返ってみる。茜は背中を丸めてうずくまっていた。
蹴躓いた? 小恋じゃあるまいし。
もしかしたら嵐の前の静けさかもしれないと思って、俺は再び逃避を開始した。
とりあえず、今聞いたことを実践してみようと思う。
「ふ……ふふ……」
精力(カロリー)を絞れ取られました。本作品を書く作家の別作品を読んでみれば、加害者は誰かだいたいわかっていただけるだろう。ちなみにどれくらいかというと、桜餅百二十個とワサビ入り五個くらいのカロリー損失。腹が減りすぎて逆に種が弾けて凄く覚醒中。
思考が巡る。いくつものジャンル問わずにエロ画像が脳裏を走馬灯のように駆けていく。
走馬灯も、こんな表現に使われて相当悲しんでいることでしょう。
「そういや、小恋の爆乳って……」
茜の言うとおりなら、揉まれまくったからということになる。
幼馴染なのにそんな……俺より先に大人になってるだなんて。俺はさぁっと青ざめた。
「なぁっ、この胸はマシュマロなんだよな! そうだよな!?」
「ナナリー!」と叫びながらうずくまっていた小恋を見つけ、その大きな風船を力強くぎゅうぎゅう揉みしだきながら必死に聞いてみた。
しかし小恋は、あぅあぅ言いながら頬を赤く染めるだけで返答しない。
まさか……ほんとうに、そうなのか。
俺は愕然と、ショックを受けた。悔しくて、涙を目尻に浮かべながら明後日の方向に走り出す。
復讐がてら引っ張って捻った彼女のやわらかみが、どこか嫌らしかった。
「よ、義之くん」
「ふぇぇぇぇん。茜ええええええ。聞いてくれよぉぉぉぉぉぉ」
ふらふらはぁはぁしていた茜に泣きついた。えっちな気持ちは微塵もなしに、その豊満な胸に泣きついた。くそうくそうと、悔しさと鬱憤を晴らすつもりで激しく頬擦りまでする。
とても暖かいと、心の奥底がほんわかしたところで般若を感じた。
「兄さん。こんな道端で何をなさってるんです?」
死亡フラグの臭いがした。振り返るまでも無い。姉とは別の方法で俺から精力を寿命ごと奪っていく妹君に、俺は覚悟を決めて振り返った。
「も、もう、これ以上は出ない……」
嘘ぅ、まだまだ出るでしょ。と音姉が指に力を込める。
それにビクッと反応した身体から、ポコッと桜餅がまた一つ量産されてしまった。
ぐったりしてしまう。しかし姉妹は、嬉しげにクスクスと笑っている。
「兄さん、これは罰なんですから文句は言わせませんよ」
「そうそう。弟くん、私たちってものがありながらあんなことしちゃうんだから~。お姉ちゃん、許さないんだからね?」
目を細める姉妹。同じ光を瞳に灯して、同じような笑みを浮かべている。その上目遣いに、ゾクゾクとくる恐怖を感じた。
に、逃げなければ。
俺は最後の力を振り絞って、音姉と由夢を押し退けた。きゃっという悲鳴。兄さんっという叱責。俺は、照明も付いていない部屋を飛び出して照明も付いていない廊下をどたばたと走りぬけた。
玄関が見える。もう少し――しかし、さくらさんが立ちはだかってきた。涙目だった。片手に、水をなみなみと注いだコップを持っていた。
「復讐のしばり!」
腰から下の感覚が消えて、俺は蹴躓いてしまう。魔法――さくらさんを見上げた。勝利の優越を瞳に映しているさくらさんを。
二つの足音を背中に聞く。迫ってくるそれと、目の前の脅威。挟み撃ち。
「兄さん、和菓子っ!」
「弟くん、逃げた分たっぷりお説教だからね?」
「ワサビ入れた罪は重いよ、義之くん……」
もう逃げ道はないと、俺は諦めて全身の力を抜いた。
泣きながら小恋が「フレイヤーー!」とアホ毛(死骸)にうずくまっていたが、
大量破壊兵器の名と同じなのはどうだろうと俺は思う。変えるのは戦争じゃなくて栄養素の配分?
「じゃあアホ毛の無いお前は、なんで爆乳なんだ?」
通りすがら茜に訊ねてみる。ふふんと鼻を鳴らして自慢げに話すには、男に揉まれれば大きくなるんだと。
なんだか悲しいような切ないような遠いようなムカつくような苛立つような鼻息が荒くなるような気分だ。
ということで全力で一揉みして逃げてみた。なぜか追ってこないし、背中を向けて逃げ始めた瞬間に甘い一声を聞いたような気がしたので、少ししてから振り返ってみる。茜は背中を丸めてうずくまっていた。
蹴躓いた? 小恋じゃあるまいし。
もしかしたら嵐の前の静けさかもしれないと思って、俺は再び逃避を開始した。
とりあえず、今聞いたことを実践してみようと思う。
「ふ……ふふ……」
精力(カロリー)を絞れ取られました。本作品を書く作家の別作品を読んでみれば、加害者は誰かだいたいわかっていただけるだろう。ちなみにどれくらいかというと、桜餅百二十個とワサビ入り五個くらいのカロリー損失。腹が減りすぎて逆に種が弾けて凄く覚醒中。
思考が巡る。いくつものジャンル問わずにエロ画像が脳裏を走馬灯のように駆けていく。
走馬灯も、こんな表現に使われて相当悲しんでいることでしょう。
「そういや、小恋の爆乳って……」
茜の言うとおりなら、揉まれまくったからということになる。
幼馴染なのにそんな……俺より先に大人になってるだなんて。俺はさぁっと青ざめた。
「なぁっ、この胸はマシュマロなんだよな! そうだよな!?」
「ナナリー!」と叫びながらうずくまっていた小恋を見つけ、その大きな風船を力強くぎゅうぎゅう揉みしだきながら必死に聞いてみた。
しかし小恋は、あぅあぅ言いながら頬を赤く染めるだけで返答しない。
まさか……ほんとうに、そうなのか。
俺は愕然と、ショックを受けた。悔しくて、涙を目尻に浮かべながら明後日の方向に走り出す。
復讐がてら引っ張って捻った彼女のやわらかみが、どこか嫌らしかった。
「よ、義之くん」
「ふぇぇぇぇん。茜ええええええ。聞いてくれよぉぉぉぉぉぉ」
ふらふらはぁはぁしていた茜に泣きついた。えっちな気持ちは微塵もなしに、その豊満な胸に泣きついた。くそうくそうと、悔しさと鬱憤を晴らすつもりで激しく頬擦りまでする。
とても暖かいと、心の奥底がほんわかしたところで般若を感じた。
「兄さん。こんな道端で何をなさってるんです?」
死亡フラグの臭いがした。振り返るまでも無い。姉とは別の方法で俺から精力を寿命ごと奪っていく妹君に、俺は覚悟を決めて振り返った。
「も、もう、これ以上は出ない……」
嘘ぅ、まだまだ出るでしょ。と音姉が指に力を込める。
それにビクッと反応した身体から、ポコッと桜餅がまた一つ量産されてしまった。
ぐったりしてしまう。しかし姉妹は、嬉しげにクスクスと笑っている。
「兄さん、これは罰なんですから文句は言わせませんよ」
「そうそう。弟くん、私たちってものがありながらあんなことしちゃうんだから~。お姉ちゃん、許さないんだからね?」
目を細める姉妹。同じ光を瞳に灯して、同じような笑みを浮かべている。その上目遣いに、ゾクゾクとくる恐怖を感じた。
に、逃げなければ。
俺は最後の力を振り絞って、音姉と由夢を押し退けた。きゃっという悲鳴。兄さんっという叱責。俺は、照明も付いていない部屋を飛び出して照明も付いていない廊下をどたばたと走りぬけた。
玄関が見える。もう少し――しかし、さくらさんが立ちはだかってきた。涙目だった。片手に、水をなみなみと注いだコップを持っていた。
「復讐のしばり!」
腰から下の感覚が消えて、俺は蹴躓いてしまう。魔法――さくらさんを見上げた。勝利の優越を瞳に映しているさくらさんを。
二つの足音を背中に聞く。迫ってくるそれと、目の前の脅威。挟み撃ち。
「兄さん、和菓子っ!」
「弟くん、逃げた分たっぷりお説教だからね?」
「ワサビ入れた罪は重いよ、義之くん……」
もう逃げ道はないと、俺は諦めて全身の力を抜いた。