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(愁)
~今にも終わりそうな小説掲載サイト~
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 今しがた、ちょっと友人の相談に乗っておりまして、日記更新してる暇がない感じです。
 デフォになってきていますが、下のまとめ文で勘弁


 5/16何もかもが壊れてしまってもいいと、ほんとうに思ってしまったらしい。暗い顔をする友人が、そんなことをぽつぽつと呟いてくれて、私は彼女の気持ちを共有できた気がした。自殺願望や、鬱というものは、ドラマにしかないものだと思っていたけど、案外身近にあって、少しおそろしくなる。でも、彼女はそれ以上の胸の苦しみを一人で抱え込んでいるのだろう。とりあえず(彼女はしてほしくないだろうけど)勝手に彼女の携帯を拝借して、彼女の両親に電話して事情を話した。もうすこしだけ、私は彼女の傍にいることになるだろう。明日にはすべてがまるくおさまって、たぶん小説が書けなくなっていることだろう。
 物語には重さがある。軽んじていたことを、痛感した。〝想い〟とは、思うよりもおそろしいものなのではないか。そう考えてしまった今、私は完全に腰が引けてしまっていて、たぶん何かを書けはしないだろう。
 声色を荒げることもなく、不気味なほどの静寂の中で響いた彼女の声が、今でも私の首を締め付ける手の感触のように思えてならない。でも、今こうして冷静になってみれば、誰もが思ってしまうことなのではなかろうか。私でも、誰であっても、気まぐれにそう考えてしまうことがある。彼女の場合はそれが気まぐれで収まらなくて、まるで本心のようだと錯覚してしまったことに落ち度があるのではなかろうか。まあ、こんなことは、彼女と知人の私が胸の内で囁いておくべきものであって、ほんらいなら文面にすべきものではないのだろう。でも書き留めておこうとおもう。彼女を見て、散っていく自分自身があるのを感じるからなおさら、いまのうちに書いておきたい。
 死にたいと思うほどつらくて、何が悪い。そんな鬱憤は、溜め込まずに全部撒き散らしてしまえ。
 彼女に言いたくて、自分にも言いたい言葉。自分もまた彼女と酷似していて、彼女のように壊れてしまうはずだったからだ。私の場合、壊れ方が尋常でないほどに幼稚だったから小規模で済んだ。彼女の場合、不発に終わってくれた。彼女はまだ何かを溜め込んでいて、私にも同じものがあるとおもう。だから、逃げ場であるネットで私と彼女は出会って、こうして今傍に居る。
 すこしだけ思い返して、悔んだことがある。私は彼女の親ではなく、私と同じ彼女の友人を呼ぶべきだったのではなかろうか。私が彼女を運んだ先が行き先違いであることを杞憂しつつ、私はもうすこし彼女の傍にいようとおもう。ここまでの文を見返して、やはり私は小説家志望をしていた者だなと感じた。どこか空想めいた感じがあり、現実味がない。私自身、この出来事を現実とは認識し切れていないのかもしれない。読者の方々には、これを小説と認識していただいても構わない。私が私に向けて書いた小説、きっと私自身の役に立つのであろう。言いたいことがよくわからなくなってしまったが、今日はここで締めさせてもらう。
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